コジコジ同盟なるものを見つけまして、それがしキュンとしちゃった訳で。(インデックスにリンク貼りましたよ)
そんな訳で乱小とバサ小が共存できる設定を考えてみた。(暇人が)
・乱小とバサ小は双子。
・一応先に生まれたのは乱小。よって乱小がお兄ちゃん。
・双子の長男は夜叉の生まれ変わりーなんて言われてるので生まれた時は家中で論議が起こった。
・でも片倉家で一番強い(立場が)直子さんの一言で乱小は存命。
・更に身体が弱かったのですぐにバサ小と引き離され、屋敷の奥でずっと療養してた。
・バサ小は生れ付き頑丈なので片倉家次男としてとっても元気に育つ。
・乱小の事は隠され、身体が弱かった事もあり、女装させて(そう言った呪いで)生活。
・たまーに会ったりしたが、バサ小はしばらくして藤田家へ番代としていく。
・両親他界後、乱小の身体も丈夫になったので漸く表の世界へ。景広さんはかなり年の離れた弟をとっても溺愛。(可愛いから)
・バサ小が帰ってきて兄弟四人で暫し生活しましたが喜多さんが城へ。
・ずっと家の中で引きこもり生活してた乱小だが直子さんの言い付けで鍛練は怠らなかったので運動神経は悪くなく、大抵は本を読むか筋トレするかで過ごしていたので頭はとってもよい。
・よって自然と乱小がバサ小に学を、バサ小が乱小に剣を教える態勢が出来上がる。
・そんなこんなと生活しているときに輝パパに見つかり、捕獲……否、城に召し上げられる。
・その後二人で政宗付きに。微妙な三角関係が。(あれ)
――そんな感じです!
バサ小は表で、乱小は主に裏で活躍します。
つまり戦場に表立っていくのはバサ小、城を守るか忍の格好をして出るのが乱小です。
バサ小→片倉小十郎景綱
乱小→片倉小十郎“影”綱
と言う名前です。皆さんからはバサ小→小十郎、乱小→影綱と呼ばれてます。
殿も相変わらずの小十郎っ子で、小十郎が二人いてもきにしません。
むしろ二人とも俺のモンだと思ってます。(イッツア戦国的ジャイアニズム)
よってCPは政×バサ小×乱小(待てコラ)
政×乱小とか政×バサ小とかバサ小×乱小とか、入り乱れます。殿は二人の小十郎がどうこうしようと気にしません。
だって二人は双子だから二人で一つだろ?と平然といいます。
◆ちょっと小話考えてみた。
「影綱」
後方から掛けられた声は明らかに怒気を孕んでいた。
「……小十郎さん」
振り向けば、がっしりとした体格の男。後ろに撫で付けた髪と頬に走る刀傷がその年令を高く見せているが、髪を下ろせば年相応に見える事を、影綱は知っている。
この男――片倉小十郎景綱は影綱の双子の弟だ。
同じ母からほぼ同時に産まれたと言うのに、この体格差はなんだろうと嘆いた時もあったが、今更そんな事を言っても仕方ないだろう。
「俺はまだ出歩くなって言ったよな?」
「いえ、でも…熱も下がりましたし……」
「そう言ってこの前ぶり返したのは何処のどいつだ?」
ギロリと睨まれ、思わず口籠もった。
影綱は元から身体が弱く、今でこそまだましになったが、季節の変わり目などにはよく体調を崩していた。
この弟は――主もだが――少々過保護な面があると思う。少し咳き込んだだけで有無を言わさず担ぎ上げ、部屋で無理矢理休ませる。仕事が溜まっていようがお構いなしだ。
だから、隙をついて部屋を抜け出し、自分の分まで仕事をこなす弟を労おうと、厨に来たのだが――…見つかった。
「ほら、部屋に戻るぞ」
そう言って、軽々と影綱を肩に担ぎ上げた小十郎に慌てて逃れようとするが、体格差から、逃れる事はできなかった。
「暴れるんじゃねぇ。今日は一日休めって政宗様から言われてるだろうが」
「大丈夫ですってば!!大体貴方も殿も、過保護なんですよ!」
一気に吠えてから、くらりと視界が揺らいだ。
急に抜けた力に小十郎はそら見たことかと笑った。
「――っ」
悔しくて小十郎の着物を握り絞めた。
暫らく唇を噛んでいたが、このまま自室行きは免れないだろう。
不請不請と言った感じで嘆息し、小十郎の肩を叩いた。
「……あれ、食べて下さい」
「あ?」
指差した先には、皿の上に乗った三つの握り飯。小十郎特製の糠漬けをそえたそれの中身は影綱が漬けた梅干しだ。
「仕事を押しつけたお詫びです」
「……へぇ?」
殊勝だな、と笑ってひょいと左手で皿を持った小十郎はやたらと嬉しそうだ。
足を持たれて担がれているから顔は見えないが、そう感じてしまうのは双子だからだろうか。
「影綱。鼓動が早いぜ?」
「なっ……こら、笑いながら尻を触るなーーーっ!!」
その叫び声に主が駆け付け、二人に流されるままに流され、結局もう一日休む事になってしまった。
終。
うっかり3Pとなる恐ろしさを孕むのを書き終えて気付きました。(がびん)
乱小受けは萌えますね☆
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