忍者ブログ

年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず

適当に日々を書きます。拍手やメルフォレス、小ネタや日記御題なんかも。

2025.02│ 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

現拍手小ネタ。

現拍手(ハロウィン絵から派生したパロ小説)の小ネタですー。

珠瑠架は基本的に小十郎さんは生きていく上で必要なことはとことん知っているけど、不必要な事は全く知らない人だと思ってます。
(それが顕著に現れてるのがムソ小。)


では下からずずいと。







政宗が用意した洋服を着るのも慣れた頃だった。

彼が今現在拠点としているのは陽気な町の、少し古びた一軒家だ。
町の喧騒からは少し離れて建つその家は、元々教会という静かな場所で暮らしていた小十郎にとって住み心地が良かった。


クローゼットを整理していて、それを見つけた。


「・・・・・・?」


クローゼットの奥に隠されるようにして置かれていた桐箱。
何だろうと、何の気はなしに取り上げて中身を取り出してみた。

びらり、と出てきたのは面白い形の洋服だった。
一枚布で出来た其れは青地に細かな文様が刺繍されている。それと一緒に長くて硬い布地や紐、派手な刺繍は施されていないが銀糸で控えめに刺繍が施された先程のものと同型のものや、靴下とは形が違うが…恐らく、足に履くと思われるものもあった。


「…重い」


綺麗なものだが、見た目以上に重かった。今着ているものの比ではない。
それでも袖を通すような所があるので、これも服なのであろう。


「Heyこじゅ――」


それらを前に首を捻っていると陽気に顔を出した政宗が、小十郎の姿を見てぎょっとしたように目を見開いた。


「あ。政宗様」


彼の隷属となってから小十郎は政宗をそう呼ぶようにしていた。


「…どうした、それ」

「綺麗で不思議な形だったので思わず見入ってしまったのですが…いけませんでしたか?」


広げられた変わった洋服と小十郎とを交互に見比べ、政宗は漸く言葉を紡いだ。


「いや…別に誰も着ないんだが、なんとなく気に入ったから大分昔に買ったヤツだし…」


そこまで言って、何かを思いついたように政宗の顔が明るくなった。



「小十郎、着るか?」



別にいいですよ、と言ってしまったのがまずかった。













何故殿が着付けできるかと言うと…祖は西洋だけど祖先が日本に住み着いて暫く(ン十年位)日本暮らしだったから。
因みに小十郎は日本から移住してきた両親が西洋で生んだ日本人。両親事故で亡くしてそのまま現地の孤児院→教会と引き取られました。
(どうでもいい裏設定)



うっわ、マジ眠い…orz
PR
*COMMENT-コメント-
*COMMENT FORM-コメント投稿-
  • この記事へのコメント投稿フォームです。
Name:
Title:
Mail:
Url:
Color:
Decoration: Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Message:
Pass: ※編集時に必要です。
Secret:  ※チェックすると管理者へのみの表示となります。 
*TRACKBACK-トラックバック-
  • この記事のURLとトラックバックURLです。
  • 必要に応じてご使用くださいませ。
この記事のURL▼
この記事のトラックバックURL▼
フリーエリア
面白すぎて思わず貼り付けた次第。
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
最新トラックバック
フリーエリア
フリーエリア

・手合わせ
・陣取り合戦
・成実危機一髪
・大坂夏の陣
以上4つのミニゲームができます。左門に話しかけてやってみてくださいね☆
大坂夏の陣に既に真田丸がなかったとか言うコメは禁則事項です…
プロフィール
HN:
珠瑠架
HP:
性別:
非公開
ブログ内検索