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年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず

適当に日々を書きます。拍手やメルフォレス、小ネタや日記御題なんかも。

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薬屋パロ・第二幕

遺体が無い空の棺を埋葬している間も小狐(仮)はすやすやと眠っていた。


「――まぁ、原因を挙げるとすれば多分アレなんですよね」


政宗の膝の上ですやすやと眠る小狐(仮)を眺めながらのほほんと綱元が言った。
当然ながら周囲に居た者達は全員彼を見た。その瞳は「やっぱ貴様かぁぁああああ!!!!」と語っていた。


「ほら、昔珍しい肉食べたじゃないですか。アレ、妖怪の尻尾だったんですよ」

「尻尾ぉ~?!」


一同、もう残っているはずが無いのに胃の辺りを押さえた。

綱元の話を要約すれば、こうだ。
ある日、狐罠にはまっていたトカゲに似た……トカゲにしては大きな生きものを見付け、助けた。
そしたら礼だと言われ――妖怪だから喋れると言ったらしい――、尻尾を貰ったらしい。


「何でも食せば不老長寿になるとかで……私が食べてみて平気な上に美味かったので出してみました」

「いや、確かにアレは美味かった……じゃねぇよ!これはどう――」

「次郎、シッ!!」


成実の言葉に政宗は慌てて口を塞いだ。
膝の上の小狐(仮)は耳をひくひくとさせたが相変わらずすやすやと寝入っている。


「――で?他の被害者は?」

「被害者とは失礼な。食べたのは私と小十郎、成実に殿と姉上。そして遊びに来ていた例の四人と前田の風来坊ですか」

「……随分と多いな」

「ええ。かなりの量でしたからね」


指折り数えて10人。やたら多い。


「どうするんだ――ぁ」

「ん?」

「An?」


声を上げた成実に他の二人もその視線の先に視線を送った。

すやすやと眠っていた小狐(仮)が、瞳を開いた――…






続くよ。(うわー)






●脳内配役
秋→政宗
座木→小十郎
リベザル→慶次
零一→成実
花屋→チカ
鈴の子(名前忘れた!)→ナリ
リドル→喜多
双子の小鬼(カブとアルだっけ?)→真田主従

綱元は未定です。
まぁ、現段階なので変わるかも。
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